真田三代と岩櫃城の歴史と伝説 難攻不落の本丸跡地へ観光

大河ドラマ真田丸序盤で登場する岩櫃城は信幸(源三郎)、信繁(源二郎)が少年時代を過ごした場所と言われますが、どんな歴史をもつのでしょうか?

真田家といえば上田城、沼田城ですがドラマでは真田昌幸が武田勝頼へ岩櫃を進言するシーンがあった通り堅牢な城が岩櫃城です。現在の岩櫃跡の場所は、群馬県東吾妻町の位置にあたります。

こちらのyoutubeが上手く纏まってました。

アクセスは車の場合 東京からの行き方~

練馬IC(関越自動車道)⇒渋川伊香保IC(国道17号)⇒群馬県東吾妻町
所要時間は約2時間の場所です。

岩櫃城は岩櫃山の自然の要塞と言われ山の中腹東面に築かれており、地域の東端は番匠坂、西端は本丸から400メートルほどの場所とされてます。

本丸のまでの所要時間

さてフモトに到着すると無料駐車場があるのでそこで止めます。
行き方はカーナビにいれてれば看板が出てくるので迷わずいけるかと。

本丸までのハイキング登山になるので女性はハイヒールでが後悔しますよ。
熊もでるそうなので山頂目指す方は熊対策もしてきましょう。

岩櫃城 入口

登山入口には良い感じの木の棒があるので自由に使いましょう。

岩櫃城 中城跡

さて細長い坂道を超えて最初に見えてくるのが中城跡です。

岩櫃城 細い坂道

中城跡に沿って更に細長い坂道が待ってます、ここで攻められたらイチコロな感じがしてゾッとしました。

岩櫃城 休憩所景色

登った先には景色のいい休憩所があります。ベンチがあるのでお弁当など家族で取られるのもいいと思います。

岩櫃城 二の丸前階段

そして急な階段を上ると…

岩櫃城 二の丸跡

二の丸到着。本丸はすぐそこです。

岩櫃城 本丸

所要時間30分ほどで本丸到着です。

岩櫃城 本丸跡景色

景色もなかなか。

この本丸は25*15メートルの建物の土台と思われる形跡があり、岩櫃城の展望台と指揮台を兼ねた中枢部と考えられています。場所的に南面の切沢の谷と山裾の斜面を自然の城壁としており難攻不落というのが肌で実感できます。どうしても平地に誘き出したいと当時の人は考えたでしょうね。

ここから先、登山ルートとして山頂を目指す事も出来ます。

岩櫃城 登山景色

本丸から15分程のぼった景色がこちら。

途中カメラの電源が切れるはiphoneの電源は切れるはで、
写真のサイズがごちゃ混ぜになってます笑

埋もれた岩櫃城の歴史

十四世紀頃に築かれた山城で吾妻郡の政治、軍事の中心だったと言われます。
城主の吾妻太郎の後は武田信玄の支配に属し、久能城、岩殿城とともに武田氏の三代名城と言われます。

1563年、武田信玄は家臣の真田幸隆に岩櫃城の攻略を命じます。
これを攻略した吾妻郡の守護を幸隆に命じることに。

1574年、幸隆が夜を去り、岩櫃城主には長子の信綱がなります。
しかし、翌年、長篠の戦いで信綱、昌輝兄弟が戦士したため、真田家は幸隆の三男、昌幸が支配します。ちなみに幸村もこの城で少年時代を過ごしたと言われます。

1590年、北条氏が滅亡し沼田は再び真田氏の支配下となり、信幸が初代城主となります。
岩櫃城は沼田の支城として役割を果たします。

1600年、関ヶ原の戦いでは昌幸(西軍)と信幸(東軍)は敵味方に分かれます。
この時、岩櫃城は昌幸の叔父矢沢頼綱が城代となってます。

1615年、幾多の戦国の歴史の舞台となり岩櫃城も徳川家康が出した一国一城令により、400年の歴史を残し姿を消しました。

岩櫃城落城伝説

1349年、城主の吾妻太郎行盛、敵の里見義時。
要害の地を利用して難攻不落といわれた岩櫃城、岩からは水が滝となって落ち、城中の水は十分となってると思われてました。そこで里見は水を断とうと里人を味方にし、水口を奪取、落城は時間の問題になります。

この時、滝は米を落として滝にみせかけてたと言われます。
もはやこれまで…と行盛は討って出て、東側斜面を下り、敵陣を突破し、吾妻川立石瓦へ出ました。行盛は大石に飛びあがり腹をかっきり自らの首をきり、対岸めがけて投げつけました。

その首を祀ったのが首宮明神で、岩井地区にある長福寺の五輪塔が行盛の墓だと言われてます。

岩櫃山ハイキング登山

802.6メートルの岩山で吾妻八景を代表する景勝地として知られます。南面は約200メートルの絶壁で、奇岩、怪石からなる切ったった山容は、ぐんま百名山にも選ばれています。山頂までは1時間程度で行ける事で初心者の方に人気、眺望はすばらしく、眼下には東吾妻町、中之条町の市街地、眼前には上州の山々が広がり、晴れた日には富士山も望めます。

大河ドラマ真田丸の影響で売店らしきものが出来る?みたいでしたが、3月に行った時点では何もありません。

私はふもとにあった要害地区略図のパンフ見ながら中城、二の丸、本丸と場所を確認して登りました、当時を実感できて岩櫃城は本当におすすめスポットですよ。