近年、下町エリアの清澄白河はブルーボトルコーヒーの出店もあり、カフェ激戦区として若者に注目されつつありますが、お散歩癒しスポット、外国人観光客、ご家族、子供連れで楽しめる清澄庭園をご存じでしょうか?
駅前は味噌ラーメン屋と不動産屋が2件、見た感じスーパーが見当たらず生活するにはどうなんだろうという印象。平日の午前中、川とは反対側に進みスカイツリーや小さなオシャレカフェを横目に歩いて3分程で清澄庭園に到着です。
清澄庭園とは
岩崎弥太郎が造園を計画し、1880年に深川新睦園を開園。大泉水を始め、全国から取り寄せた名石を配した回遊式林泉庭園が完成し、その後、1924年に東京市に寄付され清澄庭園として整備され1932年に開園しました。
入園料150円を払って出入口を進むと都内観光パンフレットやスタンプが設置されてます。英語版もあり外国人観光客でも楽しめます。本日は午前中という事もあり、人が少なく静かでゆっくりした時間が流れる空間でした。
こんな場所で読書やデートはいかがでしょう。本格的なカメラで撮影する人や、バードウォッチングする人、散歩しながら庭園を楽しむご老人、結婚式の着物姿で新郎新婦が写真撮影などされてました。
大正記念館は大正天皇の葬儀に用いられた葬場殿を移築したもので、現在は集会所として利用できるそうです。
大泉水は三つの島を配する清澄庭園の要になる池。正面には数寄屋造りの涼亭が。この建物が庭園を情緒豊かにしてますね。こちらも集会所として利用できるそうです。
磯渡りは歩を進めるたびに景観が変化するように配置されてます。
沢山の鳥やビックサイズの鯉が。
カワサギも人馴れなのか1メートル位、近づいても全く逃げないんですね。
ふいんきのある橋と中之島です。その奥の方に見えるのが富士山で、清澄庭園で最も高く大きな築山。
富士山を通り抜け進むと自由広場。
2月24日現在、確実に冬から春が近づいてる事を感じられる寒緋桜が綺麗に咲いてます。
ここは松尾芭蕉の句碑。「古池や かわづ飛び込む 水の音」有名な句が刻まれてます。
磯渡り、傘亭を通ってぐるっと一周して出入口へ戻ります。
広さは1週歩いて1時間位でしょうか、江戸、明治、大正から続く歴史を感じられ、のんびりと過ごせる庭園です。帰りにカフェでコーヒー1杯なんていかがでしょうか♪
因みに清澄庭園の外、川沿いには松尾芭蕉がスタートした地点があります。
清澄庭園の出入口は1カ所で、通り抜け出来ないので、近くの深川江戸資料館や千疋屋直販店、スカイツリーに行くには少々遠回りですが散策コースとしてはおすすめです^^
清澄庭園データ
営業時間:09:00~16:30(入園時間)
休園日:年末年始(12/29~1/1)
電車アクセス:半蔵門線→清澄白河3分、東西線or大江戸線→門前仲町7分
バス停アクセス:清澄白河前
入園料:150円
年間パスポート:600円
無料公開日:都民の日(10/1)、みどりの日(5/4)
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